知的障がい・自閉症の子育て                 怒る・泣く・暴れる・感情爆発時の対処法

私の息子、次男には障がいがあります。

現在は11才の小学5年生で、特別支援学校に通っています。

自分の気持ちが言葉でうまく伝えられないので、

怒りの感情は家の中で言葉以外の形となって表現されます。

「僕の今の気持ちを表現するとこんな感じです」

とひたすら泣き叫び、一人で壁に頭を打ち付けたり、

物を投げたり、小さな体での暴れっぷりは凄まじかったです。

本人の成長もありますしこちらも対応ができるようになってきたので

現在は生活しやすくなりました。

結論から申しますと

子どもがこのような状態になったときは

「子どもは外で言葉で伝えられなかった辛い感情が溜まってしまった」

「親は言葉にできない子どもの辛い思いに寄り添ってあげる」

ことを念頭において子どもに接するようにしています。

私の対応の仕方

これは私が実践中の子どもへの対応です。

毎回同じようなプロセスを踏むことで子どもの感情が収まる時間が短くなりました。

子どもを落ち着かせようと焦る気持ちは私が経験しているのでとてもよくわかります。 

でも焦って声をかけたりすることで子どもの感情はさらに高ぶってしまいます。

私は感情を爆発させる状況になったら黙って何もせず

わが子が落ち着ついた状態になるまで待ちます。

その時にスマホで様子を録画すると、画面越しで子どもを見る事で冷静になれますし

相談する時のために記録を残しておくことができるので有効な方法です。

なぜ録画してるのか?とそちらのほうに気がそれて

感情が収まる時もありますのでスマホを利用するのはおすすめです。

泣いたり暴れたりとすべての感情がでて本人が落ち着いたら

辛かったね・悲しかったねなど同調の言葉をかけてあげます。

どうして?なんで?

など感情を爆発させた理由の問いかけは一切必要ないと思っています。

言葉をかけずに抱きしめてあげるだけでも有効です。

親自身も言葉以外の方法で

あなたの気持ちがわかる・理解できていると寄り添っていることを

示すことができるようにしています。

感情を表す理由

私の子どもは

プラレールの線路がうまく繋げなかったり

長男とゲームをしていて勝てなかったりと

自分が想定していたことと違うことが起こった時に

家の中で暴れ始めます。

ただそれはきっかけにすぎず、

辛かった時に外で言葉で対応できなかったこと・伝えられないことが

たくさんあった日であると推測しています。

定型発達しているお子さんであれば嫌なことがあれば

「こんなことがあったんだ」

と嫌な気持ちを言葉で伝える事で親に理解して同調してもらえる事ができますが

次男は言葉でうまく伝える事ができません。

外での生活で嫌な思いをした・辛かったんだよという思いを私に伝えられないので

そのうっぷんが家での何かのきっかけで感情を爆発させているのだなと感じています。

子どもの対応で悩んでいる方へ

家で怒りの感情をあらわにする子どもから

「僕のこと理解できるかな?」

と毎回挑戦状をたたきつけられているという思いで取り組んできました。

最初は泣く・暴れるほうを抑える事に集中してしまっていて

子どもの気持ちに同調する・寄り添う事を後回しにしてしまっていました。

子どもは泣いている・暴れている状況ではなく

うまく言葉で伝えられないことに対して理解してほしかったし

同調してほしかったのだと気づきました。

言葉にできなかった辛い思いを家の中で感情爆発させて

発散させるのは怪我をしないのなら良いのかもと

対応できるようになってから前向きに取らえられるようになってきました。

もし今同じような事で悩んでいる方がいたら小さいうちに

対応できるようにしといた方が良いと思います。

成長して体が大きくなって対応できない状況が続くと大変ですから。

私の情報発信がどこかで暮らしているかたの

何かの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました